Smiley Tamaの愛媛Fcレディース応援記
2018年9月から愛媛Fcレディースのファンです。と言っても、資金援助するわけでなく、アウェイ遠征応援するわけでもなく、年3000円の一番安いサポートファン年会費を払って、「毎試合1100円払って、ホーム・ゲームを応援しに行くだけ」です。ホームの試合は「7年間で欠席4試合」と頑張っています。「観るだけのお爺ファン」の記録です。
 「
推察」と「想い」だけ作文してます。内容は信じないでください。
2024年10月記
私が愛媛Fcレディースを応援し始めたワケ  EhimeFcLadyies.2021.01.21 2021年1月21日記



選手の敬称を省略しています<m(__)m>

サッカーを知らない73歳翁が綴る
愛媛Fcレディースを大好きな
おじいさん
Smiley Tama
 Essay

愛媛Fcレディースを勝手に応援する
おじいさんの記録です。



二部優勝・一部昇格
2019年10月26日
INDEX
2024.10.06.Vs群馬.その1。大矢歩 選手
2024.10.06.Vs群馬.その2・桜井&横山 選手
2024.10.06.Vs群馬.その3・加藤美咲 選手
2024.06.30.Vs世田谷.・レディース弁当・4人娘
2020.09.05.Vs東京ベレーザ・佐藤比香理 選手
2022.01.09.神村学園Vs日ノ本学園 EFCLの3選手
2024.09.01.Vsウィアテマラス宮崎
2024.09.15.Vsハリマ 初めてのアウェイ観戦
2022.09.10.Vsセレッソ・田子夏海 選手デビュー
2022年 愛媛FcL11位・降格を免れた好運
2023年 山城見友希 選手 琉球ディゴ”ス




以下、書きかけ文章

2023年 藤澤和心 選手
2024.古豪湯郷岡山の復活
2018年.筬島彩佳 選手
2013年〜17年 国体での愛媛FcL大活躍
2024.新加入の選手たち
Diary 2024.10.06.Vs群馬.その1.大矢歩選手

群馬ホワイトスター

ホーム

3-0
 2020年愛媛Fcレディースは一部昇格初年度を終えた。1部昇格を目標としてきた愛媛の選手たちは目標を達成した。2021年はWEリーグ発足もあった。選手たちはそれぞれに次のキャリアを求めて自分の新しい居所を定めた。ベテラン主力選手が10人退団した。その中にあって大矢歩(当時26歳)は愛媛に残り、2021年チームの屋台骨となって活躍した。その21年京都ホワイトスターは2部優勝を飾って1部に昇格した。同年、本拠地を群馬県前橋市に移して群馬ホワイトスターとなった。前橋出身の大矢にとっては、なでしこ一部のチームが故郷に誕生して、地元で活躍できる場が出現した。私は大矢歩選手の群馬へ移籍は本当に嬉しかった。本人もご親族もお喜びだったと思う。18歳で日本の端っこ「宇和島」に来てくれてありがとう。国体優勝させてくれてありがとう。愛媛Fcrディースを一部昇格させてくれてありがとう。 
 なでしこ1部リーグは「民放連」の協力で全試合Y-Tube配信があるので、ときどき大矢さんの元気を確かめたくて観ています。群馬でも大矢選手は中心選手で、フォーワードから一歩下がった位置でボールを配給してゲームを作ってます。2024年はキャプテン。僕は年に1回群馬が松山に来たときは、「愛媛、勝て勝て!。大矢選手、頑張れ!」と矛盾した応援を心の中で叫んでいます。
背番号8
大矢歩選手
 2024年10月6日、愛媛対群馬は3-0で愛媛の快勝でした。群馬は、1か月前に0-14のチーム崩壊試合をしたチームではないしっかりしたチームでした。大矢選手からのセンターリングは相変わらず、強く速く正確で、センスが良いです。「大矢選手がキャプテンとしてチームを立てている」と感じました。今日は試合終了後に「餅まきイベント」があったので、僕が期待していた「大矢さんへの愛媛応援団からのエール」はありませんでした。とても残念でした。群馬はチームの存続が危ぶまれるし、少なくとも一部残留はないし、大矢さんはどこかでサッカーを続けるかな?。セカンド・キャリアに身を移すかな?。今日が見納めだったかな? 愛媛にきてくれてありがとう。愛媛FcLを強くしてくれて、ありがとう。

追申:群馬ホワイトスターは開幕直前に複数人数の選手が退団し、開幕時の所属選手が18人しかいないことから「チーム運営体制に混乱がある」と噂された。夏季中断期間中にさらに3人が退団し、秋季再開時点では所属選手は16人になった。この人数で「毎週末に試合をするのは辛いでしょう(なにしろアマチュアなのですから)」。なでしこ協会は群馬の選手たちをどんな支援しているのでしょうか?。
追申:24年11月14日群馬は一部リーグ返り咲きを目標に新体制の発表がありました。野田朱美新監督(再就任)体制です。オーナーが変わったらしいです。行政も応援してるかな?大矢さんは来季も選手です(たぶん)。おめでとう!大矢さん。\(^o^)/
Smiley(^-^)Tama 2024年10月7日脱稿
Diary 2024.10.06.Vs群馬.その2・桜井由衣香選手・横山亜依選手

群馬ホワイトスター

ホーム

3-0
 左コーナーキック。桜井由衣香選手がトコトコと左コーナーへ歩いてゆく。2020年「なでしこカフェ」でELcLの全選手の紹介があった。「なでしこカフェ」はWEリーグ開幕まで続いた「なでしこリーグ紹介Y-tube番組だ。紹介役は横山亜依選手。一言コメントを付けるのだが、横山は桜井を「ちょっとブリッコです!」と紹介した。横山は移籍後まだ1年だったが、選手の特徴を言い当てて上手だった。紹介された桜井も、ちょっと唇がらせてみせたりして、可愛らしかった。2020年頃は横山も桜井も怪我の療養中(推察)で、2021年はフィールドでの記憶が薄い。2022年には二人ともいたが、横山は22年シーズン末にまた松葉杖をついていた。3度目の手術だったらしい。「どれほど辛かっただろうか」と推察するのだが、会場で観た「松葉杖をつきながらの大輪が咲いたような大きな笑顔」に心動かされた。23年は二人とも出場していたが、チーム状態が悪すぎた。
 2023年夏明けから、横山選手がチームの中心にいる。2023年8月末、チームはまだドン底状態だった。横山がブログに書いた「選手たちで永い時間話し合いました」の一文が心に残っている。休み明けの横浜戦は、押される中盤を粘って守って、後半の田子の天才的なミドルシュート一発で勝った。「首位チームからの勝利」は降格圏脱出のための大きな1勝だった。その後もさして勝ちはしなかったが、「攻めに繋がらないバックパスが目だった前半戦」とは内容が変わり始めた。年度変わって今年4月の宮崎戦2点目ゴールでの横山の両手を掲げる大きな笑顔パーフォーマンスが(試合は逆転負けしたけど)、永かった暗黒の2年間の終わりを感させてくれた。チームの知的精神支柱としての彼女の役割は大きいと私は信じている。
 今年の桜井選手は素晴らしい。ゴールも増えたが、「サイドを駆け上がってのセンターリング」や「中に切り込んで中央突破からゴールへつながるアシスト・パス」など、彼女のゲーム組み立てがチームを強くしている。「10代20代前半の選手の台頭が目覚ましい今年のチームの中で、ちょっとお姉さんの選手としての磨かれた技量と高い自覚」が感じられる。「もはやブリッコではない!」と胸を張っている。
で、本題のコーナーキックに戻る。桜井がキック体制に入る。ゴール前集団の端に居た横山がコーナーに斜め左前に全力で走り始める。桜井の低い球筋。コーナーの直前、角度のないところへ横山が飛び込んで、ドン、ピシャ!。ゴール左隅の狭いスペースに、角度が変わったボールが飛び込む。素晴らしい。帰宅してY-tubeで何度も繰り返し桜井→横山を観て、何度も満悦している。
桜井のコーナーキック

18横山のジャンピング・ゴール

追申:桜井選手の「ピッチに入る前後に一礼する姿」が大好きです。
追申2:入団以来ずっと26番。愛媛FCレディースの26番といえば桜井!
Smiley(^-^)Tama         2024年10月7日脱稿
Diary 2024.10.06.Vs群馬.その3・加藤美咲選手 安斎結花選手

群馬ホワイトスター

ホーム

3-0
 後半残り1分、田子選手に代わって5人目の選手が入った。「28番・加藤」。かとうミサキ。
入って30秒後、桜井が前線にスルーパスを出す。田子のポジションに代わった加藤が受けて、ドリブルでゴールライン手前まで一気に走る。滑ってくるディフェンダーより一瞬早くセンターリング。素晴らしい球道だ。ゴール前に駆け込んで横向きでのヘッディング。誰だ!?。左上隅ギリギリへゴール!!。両手をあげて駆け寄る加藤。桜井の祝福の抱擁。ゴールは安斎結花。手術後1年半、8月に移籍してきた。今日は後半途中で交替出場。加藤は交替して1分もたっていない。1プレイでのゴール・アシストだった。
 加藤美咲選手は中学時代からMIKANにいた。MIKANはU-18愛媛FcLの下部組織だ。僕がこの娘の名前を覚えたとき、彼女は高校生だった。大宮央(現愛媛)の1年、藤澤和心(現日体大)の3年先輩だったと思う。2017年(高1)からトップチームに選手登録している。ものおじない性格らしく可愛らしい。地元大学に進学して広報で活躍し、球団の好感度アップに貢献している。MIKANから数えれば、在籍年数は10年に近い。トップチームのピッチに立つのは二度目だ(アナウンサーは初めてだと言っていたが、アウェイで出場したように思う。73歳の記憶力は頼りない)。今日は彼女の誕生日だそうだ。今年のホーム残りは1試合。大学は4年生かな?。監督の采配が素晴らしい。それに応えた加藤美咲選手を祝う。チャンスを作った桜井選手のパスも素敵でした。ゴールした安斎選手、復帰第1号ゴールおめでとう。愛媛で良い青春を送られることを願います。
(メモ)安斎結花 (なでしこオフィシャルガイドブック2016年より)ジェフ市原のHOPE MF サイドを切り裂くドリブラー。
加藤美咲選手のセンターリング

今日、73歳の翁はたまらず嬉しいです。
Smiley(^-^)Tama 2024年10月7日脱稿
Diary 2024.06.30.Vs世田谷.・レディース弁当・セブンスター4人娘+1

世田谷

0-3
 2024年の愛媛レディース・セブンスター娘は「筬島アヤカ」「村上アカネ」「兵頭ライラ」「松村ナミ」の4人です(+平塚マキ)。 
 6月。村上朱音選手が「セブンスター店頭でレディース弁当を販売します。買ってね」とブログした。思いおこせば昨年は案内がなかった。早速行ってみたが「試合日が近づいてからだ」と言う。選手たちが考案したと言うレディース弁当は味が濃ゆい。若者向きかな?。しかし縁起物なので選択の余地はない。スタジアムに向かう前に買って、試合開始前にスタジアムで食べて、勝利を期待した。
 愛媛は11節群馬と12節大阪と、アウェイで連勝した。調子は上向きだ。しかしホームでは4月の静岡戦の1勝のみ。夏期中断前のホーム戦。ついつい過剰に期待してしまったのだが、前半だけで3点取られて、後半もよいところなく、0-3の完敗。攻撃も守備も相手が1枚上で「如何とも之しがたし」の感じだった。
 僕は「世田谷戦と聞く」と苦々い気分が込み上げる。今年は2敗で合計0-5。2021年からの4年間では、なんと!「1勝1分6敗、3得点15失点」。コケにされている。気分悪いわけだ。世田谷は2021年WEリーグ分離以降、毎年優勝争いをしている強豪ではある。が、「それにしてもヒドクないか!」と言うわけで、弁当とは全然関係ない話筋になった。「来年はぜひ世田谷を負かしましょう!。頼みますよ」

注意:レディース弁当は「売り切れ」がとても早いです。
追記:世田谷は松永選手、村上選手の前在籍チームです。
Smiley(^-^)Tama 2024年10月9日脱稿
Diary 2020.09.05.対東京ベレーザ戦・吉原南美選手・佐藤比香理選手 

日テレ・ベレーザ

1-5
 2020年、スター軍団・日テレ・ベレーザが来松した。代表に疎い私でも、坂口夢穂、遠藤純、宮澤ひなた、小林理歌子、長谷川唯を知っていた。愛媛はキーパー三田一紗代が故障して、前年最終戦(昇格戦)から吉原南美に替わっていた。吉原南美は年をまたいで、チームの大切な時期を任された。横山が吉原を「泣き虫です」で紹介していた。優しい娘なのだろう。日本有数のチームとの試合に臨めたことは彼女の誇らしいキャリアとして残るに違いない。立ち姿の美しい娘だ(2023年末引退した)。
 9月5日東京ベレーザとの初対決(ホーム・ニンジニアスタジアム)。前半だけで4点(植木理歌子にハットトリック)入れられて、ボコボコにされた。反撃もするのだが、どんどん適確にゴールされる。選手1対1対決でハネ飛ばされる。相手は日本代表、スター軍団だから気落ちしないとは言え、一方的な点差に沈滞した気分が漂う。後半73分、突然スタジアムが湧いた。佐藤光香理が左サイドからドリブルであがりながら、山口千尋に速く長いパスをだす。俊足の山口が東京のディフェンダーを後方に置き去って走る。バックスは全く間に合わない。キーパーとの1対1。決定機だ。しかしシュートはキーパー正面。はじかれる。「あ〜!」会場に嘆息が満ちる。「今日、1回のチャンスだった」と言う感じだ。しかしまだコーナーキック。キッカーは筬島。コロナ警戒中だ。声援は禁止されている。驚くことに手拍子が起こった。だんだん大きくなり、会場全体が手拍子で包まれた。手拍子が響き渡る中、筬島がキック。ボールはゴールエリアを飛び越していく。ゴール前の選手集団がボールを見送る。大きすぎる。ミスキックか!?。そこに「うわ!」の声。後ろから走り込んだ佐藤がヘディーング。グランドに叩きつけるヘディング・シュートだ。ボールは地面で大きくバウンドして、キーパーの頭上を通りすぎた。ゴールだ。会場は一瞬驚き、静まり、そして大きな歓声。拍手。見事だけど意外性のあるゴールに笑い声も混じる。会場が和んだ。この日「会場が賑わった和みの3分間」だった。佐藤の臆さない勝気を感じる。
 私は満足した。スター軍団を観た。その美技も堪能した、そして圧倒的な負けの中でも「一矢報いる健康な意地」を愛媛は観せてくれた。それで満足だ。今日も楽しかった。愛媛Fcレディースは素敵なチームだ。ますます好きになった。
2020.09.05.
日テレベレーザ戦76分
佐藤比香理選手のヘディング:ゴール
 僕は佐藤比香理選手のファンだ。2016年姫路獨協大卒業して愛媛Fcに入団。DF登録。2019年時点では右サイドバック。2021年末退団、スウェーデンにプロ移籍。渡航費用をクラウドファウンドディングで集めた。発信力、行動力に優れている。退団時に「うるさめの関西人がおったな〜、くらいで頭の片隅に置いておいてもらえたら」と言い残す。強い自己意識があり、それを表現する言葉をもった選手。パーソナル・トレーナー。
 2019年.20年の愛媛はビルドアップを基本とするチームだった。相手の陣形を崩して組織で攻める作戦だ。その中にあってサイドバック佐藤は異端だった。彼女の意表を突いたシュートは魅力だった。2020年9月ホームゲーム中での大怪我は辛かった。2021年9月復帰して、10月最終戦アウェイのアディショナル・タイムで佐藤が決勝のゴールを押し込んだ。彼女にとってのなでしこ最終戦、残り1分のことだった。心弾む記憶として鮮烈に残っている。
追記:離日前に「スウェーデンで男見つけてきます」とブログした(笑)
メモ 佐藤比香理 2016年姫路独協大卒愛媛へ入団 DFサイドバック 21年退団。2022年にスウェーデンのセミプロチームP18IKに入団。2024年2月引退。
Smiley(^-^)Tama 2024年10月10日脱稿
Diary 2022.01.09.全日本高等学校女子サッカー選手権大会決勝
田上歩実・前田花依・黒岩沙羽 選手

日ノ本学園Vs神村学園

0-1
 女子サッカー高校選手権の決勝戦はNHKで放送される。2021年から観ている。ゲームは展開が早くて面白い。チーム内の連携が素晴らしい。チーム・プレーを重視にする日本高校の特性が顕れている。地域や全国から優秀な中学生選手を集めてチームを創る「サッカー高校英才教育システム」の定着を感じ取ることができる。
 2022年の決勝戦は「日ノ本学園Vs神村学園」で行われ、神村学園が3-0で勝った。2年後の現在、愛媛Fcレディースにはその決勝戦出場選手が3名いる。3年生だった神村学園の田上歩実と日ノ本学園の前田花依が2022年から、神村1年生だった黒岩沙羽は今年2024年入団だ。田上は入団直後に大きな怪我をした。2年間休養して2024年シーズン途中から出場してきた。DF登録だが本来はMFらしく、攻めに積極的でセンスを感じる。来年の活躍を期待する。前田花依はサイドバックで、初年度からスタメン入りしている。静かでとても沈着な性格のように見える。DFはチーム内に優秀な選手が多くて競争がある。みなみな頑張ってほしい。黒岩沙羽は小柄だが、一対一に強くて速い。プレーにセンスがある。中学時代から九州で有名なサッカー・エリートらしい。今後、チーム改革の原動力になると感じる。可愛らしくて頼もしい。
 素晴らしい高校生たちが愛媛に来てくれている。それぞれが良いサッカー生活を送って欲しい。選手には夢があるだろう。愛媛は若手選手を大きく育てるチームになってほしい。
Smiley(^-^)Tama 2024年10月10日脱稿
Diary 2024.09.01.Vsウィアマテラス宮崎

Vs宮崎

3-2
 2023年なでしこ2部リーグに異変が起こった。ウィアマテラス宮崎。14勝4分無敗は尋常ではない。2022年チャレンジリーグでも全勝。チーム方針に「2025年にWEリーグ入りを目指す」とある。なかなかの鼻息だ。とにかく「なぜだか分からないが、強い!!」。
 2024年宮崎は1部昇格初年度。2部では無敵だったが、一部ではどうかな?。なんと開幕から関東・名古屋の強豪を連覇して破竹の10連勝(引分なし)だ。宮崎の連勝中第7節ホーム戦、愛媛が2点を先制した。「愛媛が宮崎の連勝をストップする!!1部の実力を見せてやれ!」と思いっきり期待しましたが、2-3で逆転負けでした。無念!。しかしこの時点で宮崎から2点を取ったチームは愛媛だけでした。宮崎は5/26伊賀に敗れて、連続無敗記録は終わりましたが、鮮烈な2年間のデビューでした。
 夏休み明け初戦が愛媛Vs宮崎でした。宮崎ホームで3-2。愛媛は「文句なしの美しいゴールを3つ」重ねて先行したのです。2024年通年で5-5ですからは「愛媛と宮崎は24年互角の勝負だった」と胸張って言えます。
 さて、ゴールシーンを振り返ります。1点目、GK小松から村上へエリア内でのパス、さらにエリア内で筬島に渡す。宮崎は下がらずに前線で圧力をかけ続ける。黒岩へパス。さあ!、敵は罠にはまったぞ。逆襲だ。黒岩から左サイド桜井への長いパス、桜井4歩ドリブルして、裏を取らんとする田子へパス。田子、抜け出してGKと1対1。こうなったときの田子は頼りになる。難なくゴール!。
 2点目、GK小松からの田子へ、センターラインを大きく超す長いゴールキック。田子はひきつけた2人のDFの隙間にヒールパス、横山が受けて桜井にパス。桜井は左から右へキーパーの前をゴロゴロと横切るパスを出す。田子がゴール右端に走り込んできて難なく蹴り入れた。相手デフェンスとキーパーを翻弄するチームプレーだった。快感!!。
2点目
18横山→26桜井→25田子
写真は桜井から田子へのパス
キーパーの前をボールが横切っている。
 しかもそのゴールの直後に丸山のセンターリングを久保田がヘッドで入れて3点目。その後の宮崎の猛攻で取られた2点は、宮崎のしぶといチーム力を感じさせたが、宮崎にとっても3点は重かった。愛媛は秋季再開戦を幸先よく勝った。練り上げた攻撃の形がことごとく決まった3点だった。夏休み期間中に「チーム力で点を取る思考訓練と実践練習」がなされたようだ。昨年までの「ボールを大切にしてビルドアップ」と言う「唱名念仏ではない勝つための具体的な実践」が感じられた。
Smiley(^-^)Tama 2024年10月14日脱稿
Diary 2024.09.15.Vsハリマ 初めてのアウェイ観戦

Vs姫路

3-0
 私は旅行が嫌いだ。愛媛県境を越えたのは、2018年の大阪が最後だ。愛媛Fcレディースのホームゲームはほぼ全て観戦したけど、アウェイ観戦の経験はない。一度は経験してみたいと思っていた。松山から一番近いのはハリマの本拠姫路だ。姫路には妹がいる。8月ハリマは11位だった。来季は降格の可能性がある。「今年しかない!」と決心した。この試合、愛媛が負けると降格争いの渦中に残される。勝てば降格圏から脱出できる。下位争いではあるが、真剣な意味を持つ。妹も来訪歓迎の意を伝えてきた。バスで出て、岡山で新幹線乗り換える。チケットを買い求めるのも5年ぶりのことだった。レディースは私を小旅行に連れ出してくれた。
 8時にバスに乗って12時に姫路駅着。妹と落ち合ってタクシーでウィンク競技場に向かう。ワクワクした。アウェイ席(らしいあたり)を探したのだけどハッキリしなかった。だいたいの感じで座ったのだけど、思いのほか「愛媛の応援人数」が多かった。私の周りは愛媛応援だった(静かな応援でしたが・・)。
黒岩沙和選手のシュート
なでしこ初ゴール
 ゲームは見事完璧な3-0の勝利。黒岩、田子、久保田と目が覚めるゴールを決めた。3本とも距離のあるところからのゴールで、昨年までの「ビルドアップでゴール前までボールを運んで流し込む」と言うプレイスタイルに拘泥しない選手たちの姿勢が感じられた。ハリマの選手たちも懸命だったが、「ディフェンスの外側から蹴り込まれるシュートに防ぐ手立てなし」だった。思いっきり嬉しかったが、ホームの方々の気持ちを思い「はしゃぎすぎないように」とも気も配った。
 試合終了後、ご家族と思われる方々と愛媛の選手との交歓の光景が多かった。心が温まる。そして「新幹線が通るここ姫路はご家族が応援に駆けつけやすいのだ」と気づいた。「松山は遠いのだ」と思った。
Smiley(^-^)Tama 2024年10月14日記
Diary 2022.09.10.Vsセレッソ大阪・田子夏海 選手デビュー

 Vsセレッソ大阪
愛媛デビュー

2023.03.25
.Vsハリマ 初ゴール
 2022年9月10日対セレッソのホーム戦後半、「替わって、たご」とアナウンスがありまた。「なに?!、タゴ!!」。オフィサシャルガイドの名簿には載ってない。愛媛では聞きなれない名前です。
 同伴の友達がスマホで調べて教えてくれました。「16歳ですよ。2006年生まれ」。MIKANには在籍してなかったから、転入かな?。スカウトかな? 思惑が錯綜しました。「体幹が強そうな選手だな」との初印象でした。ピッチに入って3分で、ペナルティーアリアの外からの唐突にシュートを打ちました。22年は2試合出場して、ゴールにはなりませんでした。「田子選手はチームプレーではなくとも、自分だけの判断でシュートを打つことが許される。そのワケは?」が分かったのは翌シーズン明けでした。
 翌23年第2節ホーム開幕戦前半ADタイム、抜け出してGKとの1対1をあっけなくゴールしました。あまりにあっけなかったので、「それが点取り屋の素晴らしいシュートなのだ」とは気づかなかったです。田子のゴールは「遠くからでも、GKとの1対1でも、あっけなく入る不思議さ」があります。「GKが打たれたシュートに狼狽している気配」を感じたりするのです。足の振り出しが速いのでしょうか? 思いがけない球速があるのでしょうか?。「愛媛の新星 爆撃機」が高2の彼女に振られたニックネームでした。戦闘機ではなくて爆撃機。彼女の感じを捉えていて、良いネーミングだと思います。23年はシュート数で3位、6ゴールして新人賞を得ました。
2023年3月25日
田子夏海選手、なでしこ初ゴール
キーパーと1対1を難なく制して驚かせた。
 24年は田子選手を軸にした攻撃をチーム方針に定めたようです。田子の1トップを基軸に随時攻撃態勢を組み替えている感じでした。久保田の野性味あふれる結果を出す貪欲さ、横山の企画化された得点力、桜井のかわす身のこなしとサポート、新人たちの目覚ましい活躍などで、攻撃力が上がったと感じました。一方田子は前半戦にゴールはなく、配給に専念して好機を創る役割をしていました。相手DFを背負ってのパス配給やワンタッチパスが目立ちました。それが新人たちの新天地での早々の活躍を生み出しました。
 田子の2024年初ゴールはようやく10節5月25日でした。そのシュートはペナルチィーエリアの遥か後方からの超ロングシュートでしたで、会場を驚かせました。その次節対大阪戦で田子がさらに天才的なゴールを見せました。スローインを2タッチで運び、PA左外からゴール左端の狭い角にループシュートを決めたのです。驚くチームメイトやスタンドやアナウンサーを尻目に「何事もなかったようにスタスタと歩く姿」も印象的でした。その後はゴールを量産して8得点ゴールランキングで7位でシーズンを終えました。前半戦の無ゴールが「彼女や周囲の意図的な成長の踊り場だったのなら更に良いな」と思います。田子は意外性のあるゴールも多いので、田子にボールが入ると競技場のサポータ全員が「なにかが起こるか」と期待します。2024年の愛媛Fcレディースは田子選手の大人気でした。少女の幼さが残る可愛らしさと、だんだんと大人びる女性らしさ、ゴールしても弾けない堂々の風格と笑顔の愛らしさの魅力に、サポーター(もちろん私も)は降参しました。田子は最終戦までの11試合に8本のゴールを決めて、ストライカーの天分を如何んなく証明しました。
白ユニフォーム
右から2番目が田子

浮いたボールをみんなが見上げています

キーパーの頭を越してゴール右隅に入りました。
 2024年第22最終節アウェイ名古屋戦でゴールを決めました。田子選手が「飛び跳ねて満面の笑顔で喜ぶ姿」を嬉しく眺めました。これは若者の区切りでしょうか?。年末には進学か転籍かの報道があるでしょう。愛媛FcLの田子選手の見納めだと覚悟してます。可愛くて頼もしくて、可愛らしくて・・・アッハッハッハ! 愉快でした。ありがとう。田子選手の希望の進路が開くことを祈ります。
Smiley(^-^)Tama 2024年11月4日脱稿
Diary 2022年 愛媛FcL11位・降格を免れた好運

 
 2022年の愛媛は2勝しかできず11位。最下位は廃部が決まっていたアンジュオレ広島だった。2部の1位は群馬で自動昇格。2位のアカデミー福島は中高生のスポーツエリート6年一貫校で、東北大震災被災のために2012年から2023年まで静岡に避難していた。Ac福島は近年2部の上位にいたが、一部昇格の順位であっても昇格を希望しなかった(要件を満たさなかった)。そのため22年末は、2部からの昇格チームはなく降格もなかった。愛媛は「降格の危機を福島の2部居残り」に救われた。だから、アレコレ言う立場ではないのだが・・・。
 確かに規約に「なでしこ2部の優勝チームまたは2位チームがなでしこ1部の加盟基準を満たしていない場合は、前項における入替の対象にならない。この場合において、なでしこ2部における年間順位3位以下のチームが入れ替えの対象になることはない」と明記してある。しかし、強豪チームでかつなでしこ1部の加盟基準を満たしていないチームが、永く1位2位に居座れば、1部2部入替のルールは実質を伴わない空文になる。
 実際、福島は2023年も2位だったが、昇格したのは1位の宮崎だけで、2位と1部11位の入替戦は行われなかった。今季も福島は2位だった。2024年Ac福島は地元に全面復帰した。しかし今季も「1部への昇格の条件を満たしていない」との理由で、1部2部の入替戦は行われない。福島は4年間「1部2部入替を空文化してきた」。Ac福島はJFLの直轄学校のようだ。1部で試合をしたいチームが昇格を目指して2部リーグを戦っているにもかかわらず、「2部昇格の意思がないJFL直轄のスポーツエリート学校」が1部2部入替戦の実効を損なっている。
 追申 愛媛FcLは2021年皇后杯の1回戦でAc福島と対戦して0-3で負けた。昨年、世界デビューした谷川萌々子や古賀 塔子、松窪 真心の名前がある。「皇后の名の元に行われる平等な組み合わせ抽選」から「思いがけない対戦と得難い経験」が生まれ励みになる。WEリーグの都合で皇后杯が形骸化されないことを願っています。
 追申2 毎年リーグ終了後に選手が語る「このチームで戦える最後に試合になるので、悔いなく」との言葉は「有為転変」であり「諸行無常」の心情をも映し出す。大人びた娘たちだ。
Smiley(^-^)Tama 2024年10月24日脱稿
Diary 2023年 山城見友希 選手 琉球ディゴ”ス

 2011年〜2023年
 2011年11月なでしこ&チャレンジ入替戦で「愛媛がノルディア北海道に勝った」と記録があります。2012年我が愛媛FcLチームのなでしこ2部リーグ初登場です。2012年登録メンバーで2019年在籍の選手は「西川さゆみMF21歳,山城見友希MF20歳です。山城見友希は沖縄県出身、愛媛短大卒。西川と山城は「チャレンジリーグ時代から、2020年一部リーグ(WEリーグ分離前年)出場を花道に2020年末に退団するまで、10年間主力MFとしてチームを支えました。西川は退団後名古屋のコーチに就任しています。
 山城は2014年から背番号10でした。松山で整形外科医院に補助員として勤めました。2021年に退団して(30歳)、沖縄に帰郷して沖縄ディゴスに入団しました。2023年キャプテンとして九州リーグで優勝して皇后杯に出場しました。
 沖縄ディゴスのなでしこ2部リーグ参入は「チームの要件不足」で実現しませんでしたが、地元沖縄に帰って2年間地元チームでキャプテンとして活躍され、強いチームに育てたことを称賛し祝福します。宇和島に来てくれてありがとう。松山で青春を過ごしてくれてありがとう。沖縄への凱旋帰郷・活躍おめでとうございます。
2023年末引退。
注:私は「2018年からのファン」なので、結成当時のことは「オフィシャルガイドブック」の記録を渉猟して推察しています。
Smiley(^-^)Tama 2024年11月2日脱稿
Diary 村上朱音 選手

 
 「私の推し選手」です。ポジションはDF。世田谷Fcアカデミーで10年以上を過ごして、18年からセフィーダ世田谷に在籍、2020年に愛媛に完全移籍してきました。前年の松永早姫選手DFに続く世田谷からの移籍でした。松永選手が書いた「愛媛FcL推しの名文ブログ」があります。松永が村上の移籍に影響したかな?。2022年の愛媛バックスは筬島・村上・松永の3バック・フォーメーションが多かったと思います。村上は体幹の強い選手で、ケンカ腰ではなく淑女的に当たり勝ちします。ボールを扱うテクニックに優れた選手です。コーナーキック(主に筬島)からの村上のゴールを何度か見ました(今期は第7節宮崎戦1点目)。
 世田谷時代の2015年アウェイ来松時の動画があります。村上19歳。胸元まで黒髪でした。いまは茶髪のキノコ頭(写真)。ときおり見せるコケチッシュな仕草に惹かれます。直にお話すると柔らかい女性の魅力が溢れています。
 愛媛FcLは村上の古巣世田谷との対戦は分が悪いのです。21年以降、1勝1分6敗 得点3失点15です。ヒドイでしょ!。村上朱音選手は「世田谷に負けたくない!。対戦成績が悪いのは自覚している。来季は勝ちたい」と語ってくれました。
 怪我に気を付けて、来季の活躍に期待します。
お茶目で明るい選手です
カッコイ〜〜!!

2024年は高感度アップ兼広報係を担いました。
追申 呼び名の「キャミ」は、チーム内の同名「あけみ」と峻別するためにチーム仲間が付けてくれた呼び名だそうです。
Smiley(^-^)Tama 2024年11月13日記
2020年 特別なシーズン
2018年からのファンの私には2020年のチームが特別のチームだったと思う。2012年から愛媛FcLが結団し

















Diary 2024.古豪湯郷岡山の復活

 
 (書きかけ)岡山湯郷ベルは2011年の本田みどり監督時代は、なでしこ代表の宮間あや、ゴールキーパー日本代表福元美穂など優れた選手を擁して、なでしこ1部の中位にいたようです。12年初に4割の主力選手が退団して以降一挙に力を落として、16年に二部陥落。2020年には2部9位と低迷した。
 「古豪・岡山湯郷ベルのOGたちがチームの再強化を開始した」とのNHK番組を観て、戦績を見直したら、22年1勝で10位、23年10勝で3位、そして24年は18勝2分無敗で優勝した。25年は一部に上がってくる。驚きの変貌だ。
 23年無敗で一部に昇格した宮崎は昇格1年目で一部優勝した。23年の宮崎と言い、湯郷ベルと言い、突然強くなった。25年は一部に上がってくる。愛媛で主力で活躍していた三田伊佐代選手と上村彩華選手がいる。三田選手は2024年度は全試合スタメン出場だった。
 今年愛媛はベテランと新人が良い混成をして強いチームになり始めた。来季は上位を期待したい。が、愛媛より下位にいた群馬、大和が二部に降格した来季は、愛媛は厳しい残留争いに置かれる。
Smiley(^-^)Tama 2024年10月28日記
Diary 2023年 藤澤和心 選手

 
 書きかけ文・2021年秋にMIKAN所属のやせっぽちの選手がトップチームに登録された。高校2年生だった。すぐに左ウィングで
Smiley(^-^)Tama 2024年10月10日記
Diary 筬島彩佳 選手 

 
書きかけ、2019シーズン第3節から2024シーズン第22節までのなでしこリーグ122試合、フルタイムフル出場を達成122試合 現役選手では最長記録更新中、 そしてなでしこリーグ3位タイの記録・
2028年初登録 愛媛Fcl一筋
Smiley(^-^)Tama 2024年10月10日記
Diary 2013年14〜17年 国体での愛媛FcL大活躍 
Smiley(^-^)Tama 2024年10月10日記
Diary 2024年新加入の選手たち
未完

松村菜美DF 西村紀音DF 兵頭来良MF 俣野伶奈Mf 黒岩沙羽Mf 松岡優空Fw 安斎結花Mf 7人 + 平塚万貴Mf
Smiley(^-^)Tama 2024年10月10日記
Diary 2024年11月12日愛媛Fc活動報告会
2024年11月」12日(火)
全日空ホテル南館
書きかけ) 6年間の希望がかなって愛媛Fc活動報公会に出席した。甥たちのお陰だ。スマホ(カメラ)を忘れていったが、持たぬ方が良かっただろう。選手たちは素晴らしい教育を受けていて、話しかける老人を忌まずに、清潔に簡潔に、人をそらさない受け答えをしてくれた。「営業マンの紋切型の会話ではなく、人を感じさせる言葉だ」。「アマチュア・アスリートは一般社会人である」と言う良いところが発現されていて、嬉しかった。予想していた以上に立派な娘たちだ。
 キャプテン横山の挨拶に甥は「サッカーをする環境を与えてもらっていると言う心からの感謝の気持ちが伝わってくる」と言った。「中高生時代から先輩や指導者から教え込まれているのだと思う」とも甥は語った。女子サッカー界が置かれている現況(苦境)を選手たちがよく理解しているのであろうし、賢く懸命に日本女子サッカーの興隆継続を願っているのだろう」とも。多くの女性を雇用している甥の言葉は説得性があった。


名刺交換
小島和希望子 村上朱音 前田花依 小松里弥 毛利美祐 榎谷岬 松村菜美 黒岩紗羽  西村紀音DF 兵頭来良MF 俣野伶奈 黒岩沙羽 松岡優空 以上名刺交換 以下 お話 安斎結花 平塚万貴 田子夏海 桧谷 田上あゆみ 久保田晴香 大宮奈央 俣野伶奈 仲松叶実 小島和希子 鈴木沙里 横山亜依
Smiley(^-^)Tama 2024年10月10日記


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Smiley TAMAの愛媛Fcレディースの歴史検索
愛媛県の女子サッカーは、2016年国民体育大会で優勝、翌17年愛媛県大会で準優勝している。IPU環太平洋短期大学女子サッカー部は 2009年創部と同時愛媛Fcと提携して、2011年に大学サッカー部に加え現役・OG混成の「愛媛FCレディース」を創設して、卒業生を中心としたチームを編成して、四国女子サッカーリーグに参入した。翌2012年に「なでしこチャレンジリーグ」、2014年「なでしこ二部リーグ」に昇格した。

「遂に愛媛FCレディースがやってくれた!」

 10月に行われた「2016いわて国体(第71回国民体育大会)サッカー競技女子の部」に愛媛県代表として出場した愛媛FCレディースが、見事に優勝を成し遂げた。


2013年(東京)3位
2014年(長崎)準優勝
2015年(和歌山)ベスト8
2016年(岩手)優勝
2017年(愛媛)準優勝

 2013年の「東京国体」では3位。2014年の「長崎国体」では準優勝。“次こそは”と臨んだ昨年の「わかやま国体」ではベスト8で敗退と、悔しい結果に終わっていただけに、今回の優勝は本当に嬉しい。

 

 国体(サッカー競技)の本戦は、16チームによるトーナメント戦。

 

 1回戦では、福島県代表と対戦。前半14分にFW大矢歩選手が先制点を決めるも、後半に同点に追いつかれ、延長戦へと突入。延長後半にDF村松真冬選手が決勝ゴールをあげた。苦戦を強いられたものの、次戦へと駒を進めた。

 

 準々決勝では、三重県代表と対戦。前半22分にMF榎谷岬選手が先制ゴールを決めると、後半にも村松選手やFW上野真実選手、FW桜井由衣香選手のゴールが飛び出し、4−1で圧勝を収めた。

 

 準決勝では、北海道代表と対戦。前半3分のMF阿久根真奈選手による先制点を守り抜き、1−0で接戦を制した。

 

 決勝戦の相手は、新潟県代表。なでしこリーグ1部アルビレックス新潟レディースのメンバーを中心に構成されたチームである。

 

 決戦の舞台となる滝沢総合公園陸上競技場(岩手県滝沢市)には、新潟から大勢の応援者が駆け付け、愛媛県代表にとってはアウェーゲームの様相となった。

 

 そんな中、強敵を相手に奮闘を見せる愛媛。ボールをキープされ、主導権を握られるものの、セットプレーから反撃を試みる。それでも相手の高い壁を崩すことはできず、一進一退の攻防が続く。

 

 0−0のまま、前後半では決着が付かず、延長戦へと突入。

 

 延長後半終了間際に好機をつくった。中央で上野選手がボールをキープ。敵陣右サイドを駆け上がる村松選手へとパスが通る。ドリブルで敵陣の深くまでボールを運んだ村松選手はゴール前へとグラウンダーのクロスを供給。このボールを捉えたのは大矢選手だった。足元にボールを収め、身体を反転させながら左足でシュートを放った。しかし、相手DFに勢いを殺され、ゴールには至らなかった。

 

 結局、延長戦でも得点ボードに動きはなく、決勝戦は、0−0で引き分けに終わった。この結果、大会の規定により、両チーム優勝という記録が歴史に刻まれたのである。

 

 2チームで優勝を分け合うことにはなったが、国体サッカー競技女子の部での愛媛県代表チームの優勝は史上初。快挙と言える成績である。

 

「愛媛FCレディースの選手&スタッフの皆さん、いわて国体での優勝おめでとう!!」

 毎年のことだが、国体サッカー競技の日程はとても厳しい。今年の場合は10月2日〜10月5日の4日間、決勝戦まで毎日試合を戦わなければならない。通常のサッカー競技では考えられない程、過酷なものだ。

 

 愛媛FCレディースは、遠方の岩手というアウェーの環境の中、この地獄の様な連戦を乗り切り、頂点を勝ち取った。本当に素晴らしい。

 

 来年に開催される「えひめ国体」に向けて、良い話題を提供し、県内の女子アスリートにも勇気を与えることができたのではないだろうか。

 

 昨年の愛媛サッカーアウォーズでの表彰式の際、愛媛FCレディースの西川早弓選手が司会者のインタビューに対し、「3位、そして準優勝ときているので、愛媛国体の時には、優勝できるように頑張りたいと思います!」と力強く答えていた。

 

 もちろん今回、「えひめ国体」が行われる前に早々と優勝を手にしたわけだが、来年こそは、決勝戦で勝利し、大勢のサポーターに単独で表彰台に上がる姿を見せてくれるに違いない。

 

 リーグ戦やカップ戦を通じ、着実にチームとしての成長が感じられる愛媛FCレディース。10月末からは、「第38回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会」のトーナメントに参戦することになる。培ってきた経験を活かしつつ、その実力を発揮し、新しい歴史を切り拓いて欲しい。